『#BlackLivesMatter(ブラック・ライヴズ・マター)』について考える

こんばんは!トラベルライターのYURIEです:)
今回は旅行とは少しジャンルが違いますが、異国を訪れる機会がある旅好きの方は、考えたり知って損のない内容だと思います!

私自身、あの映像を見てから頭から離れなくなって、モヤモヤが止まらず…でも、そのモヤモヤを言語化するのがすごい難しくて、しばらく考えていました。

高校時代の世界史では人種差別は過去起こったことのように習いましたが、実は未だにアメリカの法律や社会、アメリカ以外の国でも根深く残っている、現代社会の問題です。

実は意外と知らない人種差別問題について

私自身、改めて1つ言えることは、「自分がどれだけ無知であったかを改めて実感した。」ということ。

日本は同一民族で、移民も少ない国。人種差別とは、無縁の生活を送っている日本人がほとんど。

だから日本はダメだ!とか、そういうことではないですよ。

だからこそ、自分から能動的に情報を得に行かないと、この手の問題に関する正しい情報を知ることは難しいと改めて実感しました。

#BlackLivesMatterというムーブメントについて

Black Lives Matterをはじめとする人種差別の問題は、ハッシュタグをつけてシェアして、一時的なブームのようにして終わりにしてはいけない。今回の件を持って改めてそう思っています。

この一件で、わたし自身もどれだけ無知であるか改めて思い知らされましたが、今からでも遅くない!

Black Lives Matterの裏側にある、歴史的背景や過去の出来事や潜在的にある問題を知ることで、#blacklivesmatterをただの一時的なムーブメントではなく、より深いものへと変化させていけるのではないかと思います。

もしかしたら、日本でも同じことが起こりうる!?

中国在住者が経験した仰天エピソード

中国在住の私は、日本に住む時以上に純中国人と話す機会が多くありました。ほとんど中国から出たことのない中国人の知り合いに、アメリカでの出来事を話した際の彼女の発言に、かなり驚いた経験があります。

簡単に言えば、完全に『ヘイトスピーチ』に該当します。

そんな話を平然と話している彼女を見て、驚いたのを今でも覚えていますが、彼女は英語も日本語も勉強している、比較的国際的な感覚を持ち合わせている中国人です。それでいても、そんなことが起こりうるのです。

驚いたと同時に、もしかしたら、自分も同一民族の国で育ったがために、同じようなことをしてしまった経験があるかも?感じられていたことがあるかも?と感じました。

小さい時に習った『肌色』って?

先日留学時代の友人と話していて気づかされた、教育的な違和感の一つ『肌色』と呼ばれる色について。

私たちの時代は幼稚園、小学校共に、ベージュのような、色を『肌色』と教えられましたが、ダイバーシティの推進が進む世の中では、肌色という表現がいかにナンセンスかということ。

今の学校では、どのように教えられているんでしょうか?

もちろん、肌色意外にも考えるべき問題は山ほどありますが、その一つとして取り上げました。

教育って本当に難しい

中国で出会った彼女に話を戻します。

実際に現地で生活することで中国の教育などに関する背景を知り、それは閉鎖的かつ偏った教育が原因であり、彼女が100%悪い訳ではない。

彼女の国では偏った教育しか受けられなかった為に、事実を知ることができなかった。(中国人留学生はアメリカでの社会で国での教育との際を感じて、かなり葛藤するんだとか)

そんなことが、このままだと日本でも起こるかも。と実際ヒヤッとしたのを記憶しています。

社会問題に対する発信や募金は偽善?

募金やチャリティに参加したと言えば偽善と言われ、Black Lives Matterに賛同すれば、じゃあ他の人たちは?みんなの命が大事だ。なんて揚げ足とる人が現れ、なんだか見ているだけで、疲れてしまったのがつい先週の話。

生まれ持って与えられた、肌の色、生まれた場所で差別されるなんて残酷過ぎる。もっと言えば、生まれた家、異性が好き同性が好き。そんなことで、差別や非難されるなんて…言葉にできない苦しみだと思います。

アジア人(日本人を含む)だって、マイノリティである

私自身アメリカで生活していた時も、アジア人として自分がマイノリティであることを嫌ってほど痛感しました。(当時よりここ数年、余計にそれを感じます…)そういう時って、間違いなく、やり場のない怒りを感じます。

アジア人への差別について少し話しましたが、人種差別の問題はセンシティブな問題かつ比べるものではないけれど、アフリカ系アメリカ人の人たちが受けてきた差別は歴史的にも、もっと根深いものなのです。

情報の取捨選択の難しさ

メディアでは暴動になっているセンセーショナルな部分ばかり大きく取り上げられていますが、平和的に活動している人たちも沢山いる。

自分で知ろうとする、調べていけば色んな人の意見や情報を知ることができます。受動的に情報を受け取るだけでは知らないことが世の中には沢山あるんだと、改めて感じました。

香港のデモの時もそうでしたが、実は暴徒化した一部や暴力的な行為を煽った人間が中国政府から指示を受けた大陸からの人間だった。なんて話もありましたよね。

どう発信するのが正解?

中国在住者が感じる発信の難しさ

中国に引っ越してから、なぜかせっかくアメリカで学んだ発言(発信)すること、意見を交換することの重要性を忘れていた気がします。

というのも、中国に住んでいると政治的な話題や、国政に関する話はNGとされる。外国人の場合、下手するとスパイ罪で拘束されて、そんな人中国には入国した履歴ないですよ。とか言われて、存在すらなかったことにされるの目に見えてます。

そんな場所に3年も居たら、確かにダンマリが得策だと思うのも容易に理解できます。香港のデモに対しては特に、言いたいことや悲しい思いや怒りがありました。それでも、なんとか拘束されずに済んでいる。=ほぼ発信せず発言しなかったから。

落ち着いて考えてみたら、現時点で日本にいるし、人種差別問題は中国には関係のない話。むしろアメリカ国内で分裂が起きるなんて、中国政府からしたら嬉しいはず。

なぜか勝手に背負っていたプレッシャーが消えたように感じました。あ、発言してもいいんだと。

実際に行動してみた

そこで、わたしなりに数日間考えました。

インスタで自分の意見をポストする?それともストーリー?ツイッター?ブログに書いてみる?それとも#blackouttuesdayに参加してみる?

今の自分にできることは何か。と考えた際の答えは明確でした。

今発信できるプラットフォームで発信すること。

そして、まずは自分の考えを押し付けるのではなく、知るきっかけや、考えるきっかけをシェアすること。

Blogではこのような形で発信しましたが、時事ネタを絡めたコンテンツもあるメディア『CLASSSY. ONLINE』では、ひとまず私の考えは置いておいて、知ることにフォーカスして記事を書かせていただきました。

ご興味ある方は、下記の記事をご覧ください。

CLASSY. ONLINE 2020.6.11
【#BlackLivesMatterを考える】今だからこそ見ておきたいNetflix作品3選

個人が発信することの影響力

是非、勉強になった!と思われた方はお友達やご家族、SNSでもいいので、是非是非シェアしてみてください!

この記事をシェアしなくても、実際に見ていただいた作品が分かりやすかった!と思うなら、きっと似た価値観を持った、お友達やご家族は興味を持ってくれるはずです。

今からできること とは?

色々長々と語りましたが、#BlackLivesMatter をはじめとする、日本人からはピンとこない社会問題についてて、日本人の私たちができることの第一歩は…

まずは、正しい知識を『知る』ことではないか。と思っています。

長々と書きましたが、本でも、インターネットでも、映像でも、自分に合う学び方を探してみてください!

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